(独断と偏見)6枚目に聴きたいアルバム ピアノ編
ジャズおじさんにはなりたくないけど、聴き始めてちょうど10年が経ったので久しぶりに何枚かのアルバムを聴いていたら書きたくなってしまった記事。
有名な人の一番有名なアルバムを数枚聴いた方に、個人的におすすめしたい諸作。
もし聴いたことがないものがあればぜひ。
◇Horace Silver - Silver'n Voice
https://www.amazon.com/Silver-n-Voices-Horace/dp/B000NW4DS0
Tom Harrell(Tp)、Bob Berg(Ts)、Ron Carter(b)、Al Foster(ds) +混声合唱
1970年代後半立て続けにリリースされたSilver’nシリーズの3作目。本作も有名なアルバムではあるが、60年代でとまっている人も多そうな御人。
テーマのハーモニーも非常に美しく、かつ、フロント陣もすばらしい歌いまわし。
◇Chick Corea - Trio Music, Live In Europe
Miroslav Vitous(b)、Roy Haynes(ds)
有名なアルバムが多すぎるのでみんなが聴きそうな順番も様々であろうが、個人的なイメージとしては、RTFの何枚か、アコースティックバンド、と70年代3部作(妖精、マイスパニッシュハート、ザマッドハッター)が世間で一番有名そう。それとも今となってはTriologyかもしれないけど。私は高校生のときにRTFを一番最初に聴いた。
6枚目という位置づけでは、Gary Burtonとのデュオや、Friends、Tones for Jone's Bonesも考えた。さらにNow He Sings, Now He sobsは本作より先に聴く可能性が高そうだが、彼の作品の中で一番高校生のときに聴いたアルバムなので選びました。
ハービーとのデュオは10枚目くらいにおすすめです。
◇Bill Evans - Everybody Digs Bill Evans
https://www.amazon.co.jp/Everybody-Digs-Bill-Evans/dp/B000000Y47
Sam Jones(b)、Philly Joe Jones(ds)
言うまでもなく、リバーサイド4部作一番有名。次点では、イスラエルとのトリオのタウンホール、シェリーマンホール、モントルーのいずれかのイメージ。
おすすめしたいのはどちらかというと後期だが、本記事趣旨では後期の作品ばかりになってしまいそうなため、50年代の初期作品(リーダー2作目)。
珍しいメンバーが目を引くが、スタンダードでは彼のルーツがなんとなくうかがえる。ソロのPeace Pieceも良い曲です。
ジャケットは、マイルス、ジョージシアリング、ジャマル、キャノンボールが推薦文をよせていることで有名。
◇Michel Petrucciani - Power Of Three
Wayne Shorter(ss)、Jim Hall(g)
そもそも一番有名なアルバムはなんだろう、Trio In Tokyoなんかは小さめのレンタルCDチェーンにもあるのでそのあたりでしょうか。僕はそれを一番最初にききました。
ジムホールもいい演奏です。どちらかというとショーターのリラックスした感じが好きな要因な気がする一枚。
◇Barry Harris & David Allyn - Don't Look Back
https://www.discogs.com/David-Allyn-Dont-Look-Back/release/5670411
David Allyn(Vo)
一番有名なのは、もちろんアレでしょう。そのつぎはリバーサイド、プレステージの
何枚か。それかXanaduでのトリオやマクファーソンのライブ盤が最近再販されて入手しやすくなったので、かつ、演奏も良いため、こちらが親しみ深い方もいるでしょう。
ソロのアルバムももちろんそうですが、バリーのハーモニクスの美しさがとてもよく聴ける好きなアルバム。こちらもXanaduながら、再販はまだの廃盤(たぶん)。