2016年印象に残ったアルバム
2016年の間に新しく聴いたアルバムは100枚以上あるはず。
でも、一部始終をちゃんと聴けてるわけじゃないし、印象に残ってるのって一部なのよね。。。
その中でも特に印象に残ったものをいくつかピックアップします。
◇Aaron Parks - Invisible Cinema
・Release - 2008 ・G - Mike Moreno
・B - Matt Penman・Ds - Eric Harland
アーロンパークスに良くお世話になった年だった。リーダーのshadows等はもちろん、マットペンマンのcatch of the day、ウィルビンソンのsmalls等サイドマンの時も全部たくさん聴きました。
◆Gilad Hekselman - Words Unspoken
Release - 2008 B – Joe Martin
Ds – Marcus Gilmore Ts – Joel Frahm
ギターも良く聴いた。ジョナサンもラーゲも良く聴いたのだが、今年買って印象に残っているのはこれかな。
◇Reinier Baas - More Socially Relevant Jazz Music
Release - 2011 As – Ben Van Gelder, Maarten Hogenhuis
- Ba – Sean Fasciani Dr – Mark Schilders
- 複雑だけど親しみやすい、タイトルと合ってる感じの音楽。
◆Will Vinson - Perfectly Out Of World
Release - 2016 Pf - Gonzalo Rubalcaba B - Matt Penman
Ds - Jeff Ballard G - Mike Moreno Vo - Jo Lawry
Per - Jamey Haddad Strings - The Mivos Quartet
今年発売。この人アレンジをたまに他の人に提供していたりするので、さすがにストリングスをつかった曲もかっこいい。
4年前くらいに彼を聴いたときは意味わからんと思ったのだが、一転、音色、フレーズ、作曲、ここ二年でもっとも好きなアルト奏者。
◇Walter Smith Ⅲ - Still Casual
Release -2014 Pf - Taylor Eigsti G - Matthew Stevens
B - Harish Raghavan Ds - Kendrick Scott Tp - Ambrose Akinmusire
友人が去年からすごく推していたので気になっていた。見ただけで「はいはい、かっこいいだろうね」という感じの旬なメンバー。ドラムのドコドコが気になる面はあるが、曲も演奏も基本的にすばらしい。ちなみに三世のフレージングはあまりマネしたいとは思わない。
◆Miles Davis - At Plugged Nickel
Release - 1976 Ts - Wayne Shorter
Pf - Herbie Hancock B - Ron Carter Ds-Tony Williams
いわゆる黄金クインテット。文句なしにかっこいい。今更買ったのかという感じだけど、ハービーのアイディアのすごさに驚かされた。
◇Ben Van Gelder - Among Verticals
Release - 2016 As– Ben Van Gelder B – Rick Rosato
- Ds – Craig Weinrib Pf – Sam Harris Ts – Kyle Wilson
- Tp – Philip Dizack Vib – Peter Schlamb
最近出た気持ち悪くて気持ち良いアルバム。ちゃんと聴く余裕がないので、意味ないなと思いながらなんにも考えないで聴いている。
◆David Binney - Barefooted Town
Release - 2011 Tp - Ambrose Akinmusire
Ts - Mark Turner Pf - David Virelles
B - Eivind Opsvik Ds - Dan Weiss
現在55才のNYアンダーグラウンドアルトおじさんのアルバム。ミゲルゼノン(40才)等に比べ、マニアックなかっこよさがある。いろんな曲を書けるしできるのだが、その中で一本筋が通った演奏が好き。
こう見ていくと、2016年発売アルバムがあんまりない。2016年ではメルドーの新譜やジョシュアとメルドーのデュオとか買って聴いてるんだけど、期待通り(素晴らしい)といった感じだった。あと、トムハレルとグラスパーはまだ買ってから聞けてない。
セッション雑感
今更先週参加したセッションを振り返る。
一日目については、いろんな人がいて自分の演奏がひっぱられるかなと思ったけど、そうでもなかった。というかそんなに器用じゃなかった。
一緒にやってる人達にくらべて自分の完成度低いなと思った。余計な事にトライしてるということもあるんだけど。
二日目については、なかなか思い通りにいかなかった。演奏中にいろいろトライして全部裏目に出た感じだった。いろいろトライすると、うまくハマってたなというときとそうでないときがある(頭に思い浮かんだことが楽器で実現できないということとはまた別の話)。ハマる確率を高めていきたい。
milestones(Old)とmoment's noticeだけちょっと録音してみたけど、思ってたほど悪くはなかった。でも久しぶりにやった循環が一番楽しかったかな。
Celia
最近何もやる気がでない。
こういうときは好きなテーマを練習するくらいしかできない。Celiaを練習した。
Celiaは最も好きな曲のひとつだ。好きすぎてやろうと思ったことがない。変にアウトしたり崩して良い演奏になる曲でもないと思う。こういう曲こそボイスリーディングが重要なのだろうか。
珍しい人たちがやってた。
https://youtu.be/GoFaJeAYV50
No.244-252
結構前に聴いたので全然覚えてない。
No.236〜243
243枚目まで(どこかで数え間違えた)。
久しぶりにディスクユニオン新宿ジャズ館行った。
一階の新譜コーナーが数年前より楽しくなってた。
・Odedさんはアナットコーエンのバンドのピアニストらしい。ストリングスもいてアンサンブルな音楽なのはわかっていたけど、メンバーがウィルビンソン、ギラッドヘクセルマン、ジョーマーティン、アランハンプトン、アナットコーエンetcという感じだったので買ってみることにした。ウィルビンソンがスローめのブルースでソロとってたけどかっこよくなかった。ソロの内容について指示があったのかもしれないけど。とにかくこのメンバーでやる必要性は感じなかった。
・ジョシュアメルドーは期待通りって感じ。old westをやってくれたのもうれしかった。
表現力?
久しぶりにレッスンに行った。
ソロ吹いたらリズムもフレージングもだいたい大丈夫って言われた。summertimeは苦手過ぎて酷かったけど。
歌詞を見ながらスタンダード のテーマを吹いた。この「isは強く発音するから大事に」とか「このdon'tは強く発音しないから~」みたいな感じ。
先生の前というのもあり、テーマを所在なさげに吹きがちだったからこういう展開になったんだろう。
こういった表現というか「聴いてる人に伝える」ような部分はないがしろにしてた。というより意図的に考えてなかった。別に僕は趣味でやってくだけだしと考えてた。
・・・
どこまで追求するかは別として表現力?は僕の長年の課題のひとつなのは間違いない。自分よりソロが下手でも聴き手に伝えるのは僕より何倍も上手な人はたくさんいる。
また、こういった意識が欠如していることから、音色、楽器の技術等が上達しないということもあるのかもしれない。